視能訓練士の加川です。
この日は実習生に小児の検査や説明の見学をしてもらいました。
普段であれば、「C」の視標(ランドルト環)を用いて視力検査を行います。
しかし小さなお子様は、ランドルト環の左右・上下を口頭や指差しでお答えすることは難しい場合があります。
お子様の検査では年齢や理解力に合わせて、絵の視標を用いて視力検査を行ったり、
ハンドルを用いてランドルト環の切れ目と同じように回してもらったりします。
お子様の集中力があるうちに、素早く検査をし、正確な結果を出すことが視能訓練士には求められています。
検査結果をもとに、診察で弱視や斜視と診断された場合、視能訓練士から「弱視とは」「斜視とは」という説明を行います。
実習生には、実際の検査を見学しながら、このお子様の年齢や理解力なら、どの検査方法が良いかを考えてもらいました。また、スタッフからは検査する上での注意点やコツを教えました。
臨地実習ならではの学びとなれば幸いです。
次回はLASIK機器を使用した手術見学についてご紹介します。
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